ooyamasay

詩をただ載せていきます

Sin

Sin


手首に伝った果汁の透明さを

穴が開くほど見つめてた

じゃないと

気持ちが溢れてしまいそうだったから

 


はじめて見る口元の色めきに

時間をゆっくりと感じた

ぼくからは

言い訳以外に何も言えないのだけれど

 


ぬすみみる君のまばたきから

心臓に鈍いしびれがきた

いまもまだ

感電してずっと目を見れないでいるの