ooyamasay

詩をただ載せていきます

軌跡

軌跡

 

「素敵な笑顔ですね。泣いたことはありますか?」

あなたと交わした一言目

 

「私、右目の方がちっちゃいの」

「ふうん。見た感じ、左右であまり変わらない気がするけど」

「いや、泣くとき絶対右目から先に涙出る」

「ああ、キャパの話?」

「うん」

「あまり意識しないけど、そうなんだ」

「うん」

こうして仲良くなり

 

「あなたのまつ毛からこぼれるのは、どうしても宝石がいい」

これが告白の言葉でした。