ooyamasay

詩をただ載せていきます

一人

一人

 

雨の音を聞くと染み込んでくる

なぜか安心するのは

羽が濡れて重くなり落ち着くからかしら

飛ばなくていいよと言われたいから

膜を溶かすんだ

 

漏れる月光が

切り抜く手のひら

他人が私について知っているところなんて

これだけしかないんだ

 

むなしさが飛んで出ていかないように

身体の中におく石が自分の心かもしれない

と思ったときに

やっぱりベッドはしずむのだと知りました

 

 

※これは以前インスタグラムに投稿したものです。