ooyamasay

詩をただ載せていきます

あいいろ

 

あいいろ

 

青い鉱石を飲んでしまったかもしれない、

とうめきつぶやく君

「水に溶かして飲んだの?」

「いや、私は青い色したお酒を飲んだの。

 昨日にはそれがそのままいたのに

 体の底であさく波打っていたのに

 今ではもう鋭くとがった鉱石だわ。

 重いし鈍いいたみがあるの」

「ふうん、そんなに酔うのめずらしいね。

 気をつけて帰って」

 

君は次の日の朝、部屋でコルクをくわえて

冷たく横たわっていたそうです

ウイスキーボトル? メッセージボトル?

君は一体なんだったのだろうか

とりあえず、きれいだったよ

 

 

※これは以前インスタグラムに投稿したものです。