ooyamasay

詩をただ載せていきます

夜ふかし

夜ふかし

 

紫陽花を焦がしたのは君のせい

その冷たい澄んだ煙だけが

残るようになった時期に

 

鋭角からみえる夜

ページのはざまから跳ねるイルカ

かわいいね

 

彼女はホルマリンに落ちて

走る途中だったみたい

かっこよかった

 

窓から宇宙色のかき氷

下から濃いシロップを重ねたみたい

てっぺんは溶けはじめてた